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離乳食などにおすすめ オクラの冷凍ピューレのつくり方

 

夏から秋にかけてが旬のオクラ。

それほど日持ちしないのでピューレ状に加工して冷凍すると便利です。

離乳食や介護食、お通じ改善などの体調管理にも良い野菜の一つです。

まずは材料の準備、新鮮なものが良いのは当然のこと。

近くの産直施設などで売られているものはその土地の生産者が朝採りして出荷することが多いので、そういうものが手に入れば鮮度は間違いありません。

新しいものは軸もとのところにガクという細長い葉の様なものがついています。これが緑色のままついていたら収穫後1日と経っていないと思われます。しかしガクがついてなくても表面の産毛が立ち上がっているものは十分新鮮です。また触ってみてシナッとしていたり、黒っぽいようなものは鮮度が落ちている証拠なので、購入するときの参考にしてみてください。

10cmより小さめのものが柔らかく、五角形のより丸い種類の方が柔らかいので離乳食の場合はそちらがおすすめです。

1袋10本前後で売られていることが多いので、家庭では2袋分くらいがつくりやすい量だと思います。

ガク元に、ガクがついたままのオクラは新鮮ですが、チクチクするほど産毛が立っている場合があるので、扱うときに使い捨ての手袋をするなど注意が必要です。

加工の手順は

①洗う

②切る

③加熱

④粉砕

⑤容器に詰める

⑥冷凍保存

となります。それぞれの項目を説明します。

①流水で1本1本指でこすりながら洗います。手を痛めないように使い捨ての手袋を使用してください。ガクがついていたら取り除きます。(オクラの処理は塩をすり込む様に書いてある場合がありますが、この場合は必要はありません。)

②ガク元(単にガクと呼ぶことが多い)と軸の境目に包丁を入れ軸を取り除きます。この時包丁がサクッと入れば良いですが、ザクっと繊維が硬いような感触の場合は大きく育ちすぎて硬くなっている可能性があります。その様なものは離乳食などの用途には不向きなので使用しない様にしてください。さらにガク元をグルリと包丁でむいて取り除き、必要な場合はスプーンで種をかき出します。(離乳食の場合は、種を取り除くように指示するレシピが多いですが、種が小さくて仕上げが細かいピューレにする場合は、取り除かない方がオクラ本来の栄養や味を活かせるので、利用する方の体調などに合わせて判断してください。)その後、2〜3cmの大きさに切ります。

③加熱は茹でる、蒸す、などの方法がありますが茹でると粘りが強く出て吹きこぼれる場合があるのと、栄養が流れてしまうので蒸す事をおすすめします。今回のような少量の場合は電子レンジで調理するのが簡単です。耐熱容器に入れ、小さじ1程度の水を入れ、ラップをかけて500Wの電子レンジで1分加熱します。竹串を刺してみて抵抗なく入るくらい柔らかくなっていれば良いです。まだ固ければ追加加熱してください。

④粉砕、つまりペースト状にすり潰す事ですが、スティックタイプのブレンダーがおすすめです。耐熱容器のまま加工すれば衛生的で、洗い物も減ります。水分が少なくて加工しづらい場合は小さじ1ずつ、様子を見ながら水を加えてください。フードプロセッサーでも加工できますが、ネバネバの泡が内側の回転軸まで入り込んで後が大変なことになってしまいます。ブレンダーがない場合はこの方法でも可能です。いずれの場合も道具はよく洗い、清潔なものを使用してください。

⑤ピューレ状になったオクラをビニール袋(使い捨ての絞り袋が便利)に入れ、清潔なカップ容器に小分けに詰めて表面にピッタリとラップを被せて冷凍庫に入れて保存します。容器は弁当用に売られているシリコンカップが色々なサイズがあり、熱湯消毒もできるのでおすすめです。保存は1ヶ月程度を目安に使い切る様にしてください。